Appleの新しいHomeViewは、複数のApple Intelligence機能を単体で実行できますが、一部の機能ではApple Intelligenceに対応したiPhoneまたはiPadとのペアリングが必要です。制限の対象となるのは、個人向けのSiriリクエスト、カスタマイズ可能なSiriの音声、HomeKit Secure Videoの録画映像に対するインテリジェント検索です。
HomeViewはA18チップを搭載し、11月13日に発売されます。Appleは卓上モデルと壁掛けモデルの価格を、米国でそれぞれ299ドルとしています。
個人向けSiriリクエストには対応デバイスが必要
Appleによると、ユーザーの個人情報に基づくSiriリクエストには、Apple Intelligenceに対応したiPhoneまたはiPadとのペアリングが必要です。デバイスは最新ソフトウェアを実行し、Siri AIを有効にしたうえで、対応言語を使用している必要もあります。
この要件は、HomeViewがメッセージやカレンダーから関連情報を取得する場合や、ユーザー固有の情報を使ってアプリをまたいだ操作を実行する場合に適用されます。つまり、ペアリングしたデバイスがAppleの互換性要件を満たしていなければ、HomeView単体ではこうした、よりパーソナライズされた機能を利用できません。
Apple Intelligenceに対応していないiPhoneまたはiPadを使っているユーザーも、HomeViewで一部のSiri AI機能を利用できます。Appleによると、一般知識に関する質問をしたり、Siriとより自然に会話したり、改善された音楽発見の提案を受けたりできます。
HomeViewで行ったSiriリクエストは、デバイス上で処理される場合と、AppleのPrivate Cloud Computeシステムを通じて処理される場合があります。
カスタムSiri音声にはより厳しいハードウェア制限
HomeViewのユーザーは、Siriの表現力や話す速度も調整できますが、これらの設定はペアリングしたAppleデバイスで変更してから、HomeViewに引き継ぐ必要があります。Appleはこの機能を特定のハードウェアに限定しており、英語のみで利用できると説明しています。
Appleが挙げる対応デバイスには、iPhone Duo、iPhone 18 Pro、iPhone Air、iPhone 17 Pro、またはM4チップ以降と12GB以上のユニファイドメモリを搭載したiPadが含まれます。
このため、音声カスタマイズ機能にはHomeViewの基本的なAI機能よりも高い要件が設定されています。デバイスによっては一部のSiri機能に対応していても、これらの音声コントロールに必要なハードウェア要件を満たさない場合があります。
HomeKitの映像インテリジェンスもiPhone/iPadに依存
HomeViewのインテリジェントなカメラツールには、別途セットアップ要件があります。HomeKit Secure Videoの録画映像に対する動画の要約と自然言語検索は、Apple Intelligenceに対応したiPhoneまたはiPadを使って設定する必要があります。
これらの機能には、対象となるiCloud+サブスクリプションも必要です。つまり、HomeViewで対応する防犯カメラ映像のAI検索や要約を利用するには、互換性のあるAppleハードウェアと、適切なクラウドサービスプランの両方が必要になります。
HomeViewの価格と発売日
Appleは11月13日にHomeViewを発売します。卓上モデルと壁掛けモデルはいずれも米国で299ドルです。A18チップにより一部のAIタスクをローカルで処理できる一方、Appleの要件からは、最もパーソナルな機能が依然としてiPhoneとiPadのエコシステム全体に結び付いていることが分かります。




